忘却とは忘れ去ることなり


 まるで小泉進次郎みたいな言葉である。
 「カラオケバンドは辞める」という5年ほど前の彼の言葉を私は忘れていないが、彼はもう忘れていることだろう。たぶん「えっ!そんな事言わねぇよ」というだろう。しかし、あの言葉はガツンと来た。つまり私の歌はカラオケだということだ。ま、そんなもんだろう。プロじゃないし。
カラオケをやらされていると思っていたとは意外だった。じゃ、本来的には彼はなにをやるつもりなんだろう。